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義トリオに翻弄される毎日です。
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全然短い…ちょっとまとまってないのでとりあえず。
ひょっとしたら少しずつ追加で書いていくかもです。


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肩より少し上でさっぱりと切られた髪を編みこんでいた。
くりくりしたと大きな瞳は薄く緑がかっている。

突然の声掛けに目を瞠った幸村に構うことなく少女はにっこりと笑った。


「わらわはガラシャ! 弦楽科ヴィオラ専攻の一年生じゃ! そなたも新入生か??」
「あ、はい…作曲科の真田幸村といいます」


別に敬語でなくても良いのだが驚いたせいか口をついて出た挨拶は妙に丁寧になってしまった。 
自分でも大分おかしいなと思ったが相手は別段気にする様子もなく、「幸村、か…」と繰り返し自分に言い聞かせるように呟いている。
というか、どう聞いても変わった名前だ。
…外国人だろうか。

しかし聞いてみる暇もなくガラシャと名乗った少女は笑顔を深めて手を差し出してきた。


「そうか! ではわらわたちはもうダチじゃな!! よろしくなのじゃ!!」


とてつもなく急展開である。
まあしかしこちらにも断る理由もない。
それにどちらかというと友達が作れるか不安だった幸村には嬉しい申し出だった。
「あ、えと、よろしく…」とおずおずと手を差し出すとガラシャは子供のように握手した手を上下に大きく振ってみせた。




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